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「そうだ、裁決だ」と十左は云った、「小野には、国老に対して慮外なふるまいがあった、死罪にすべきところではあるが、藩主が御幼弱で、上意のほどもうかがえぬから、当座逼塞ということにする、また氏家伝次は、若年の采女うねめに頼まれて、辞退すべきところを引受け、国老を詰問したのは僣上である、これも切腹に処すべきであるが、同じ理由によって逼塞を命ずる、次に、伊東七十郎は浪人の身にもかかわらず、上を軽んじ政治を誹議ひぎした、これまた切腹に処すべきところ、特に一命を助けて、伊達式部に預けとする、――以上だ」
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